ハブ空港
今も変わらずにそうなのでしょうが、千歳市にある新千歳空港は、建設当時から「ハブ空港」を目指していました。
ハブ空港とは、複数のローカル空港からの路線が集まっていて、そこを経由してまたどこかへ、と言うようになっていて、自転車の車輪のハブを連想されるからついたようです。
戦略の失敗か、宣伝の失敗か、国の政策に乗れなかったのか、関西国際空港や中部国際空港と言ったように、日本の各空港がハブ空港を目指しているし、アジアの各都市もアジアのハブ空港を目指しているという状況で、「負けている」という印象もあり、「北海道内のハブ空港」も危うい気がします。
長い前置きになってしまいましたが、野鳥の世界でも千歳市周辺というのは、「渡り鳥のハブ空港」になっているのでは?と思います。
もちろん、他にもたくさんルートはありますが、例えば、秋のハクチョウ、オオハクチョウはシベリアからサハリン経由で北海道に渡り、本州へと渡っていきますし、コハクチョウはカムチャツカ半島から千島列島を経由して北海道へ渡り、本州へと渡っていきますから、両方のハクチョウが千歳周辺で見られます。
マガンもヒシクイもそうですし、秋と春に「渡りの途中?」と思える野鳥たちが見れます。
それだけ自然が豊富ということが言えるのだろうと思いますが、「渡り鳥のハブ空港」もいつまでも大切にして欲しい。
もうそろそろ、そんな秋の渡りが始まります。
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