千歳サケのふるさと館
千歳市内にある財団法人千歳青少年教育財団が運営する施設です。
1994年に社会教育の振興を目的にしてオープンし、水中観察窓からサケの遡上が見られたりする水族館です。
1997年度の約27万人の入館者をピークに昨年度は、13万人にまで落ち込んでいるのだそうです。(赤字は、年間約6千万円で、市が補てんしているらしいです。)
そのため、千歳市は去年12月に「社会教育施設としての位置付けを改めて、採算性を重視した観光施設に」という方針を示して、コンサルタント会社に経営改善に向けての調査を依頼したそうです。
これも「民間でできるものは民間で」という流れの中で進んでいるらしいのですが、いつもこの話を聞くときに大きな疑問を感じます。
「例え民間でできたとしても効率よりも公共性を求めた方が・・・」と思うものに税金を入れていると思うのですが、「千歳サケのふるさと館が教育的意味が無くなったし、研究施設としての要素も無くなったのか?」と言う検証は、既にやったうえでのことなのかもしれませんが、某都道府県の知事の話と言い、「儲からないものは止めてしまい!」に直結しているものが多すぎる気もします。
もちろん、経営コンサルタントを入れて問題点を指摘してもらい、改善点を提案してもらうことは大事なことですが、その上で、「教育的意味」や公共性と照らし合わせる検証があまり見られないことが多いような気がします。
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