新たに「第1種自然環境保全地区」に指定
千歳市は、「千歳市自然環境保全条例」によって自然環境の適正な保全を総合的に推進し、無秩序な開発を抑制し、多様な生態系の確保に努めようとしていますが、その第1種自然保全地区に新たに指定された区域があります。
千歳市の「広報ちとせ」によると、1月27日に指定されたようですが、千歳川沿いのふ化場橋から王子第四発電所の下流400メートルまでが新たに加わり、これで内別川との合流地点から王子第四発電所下流400メートルまでは、連続的な指定区域になりました。
このブログでも数回書きましたが、これは千歳川の禁漁区だった場所が解禁になり、自然環境に影響を与える心配があり、自然保護団体や釣り人の団体等が、立入禁止を含めた保護を求めていましたが、今ある条例で規制されることになりました。
第1種自然環境保全地区に指定されると、以下の行為には届け出が必要になります。
届出が必要な行為(千歳市自然環境保全条例第15条及び第16条)
第1種自然環境保全地区
○建築物その他の工作物を新築し、改築し、又は増築すること。
○宅地を造成し、土地を開墾し、その他土地の形質を変更すること。
○鉱物を掘採し、又は土石等を採取すること。
○水面を埋め立て、又は干拓すること。
○河川、湖沼等の水位又は水量に増減を及ぼさせること。
○木竹を伐採し、又は損傷すること。
○木竹を植栽すること。
○木竹以外の植物を採取し、又は損傷すること。
○動物を捕獲し、若しくは殺傷し、又は動物の卵を採取し、若しくは損傷すること。
○火入れ又はたき火をすること。
○広告物その他これに類するものを掲出し、又は設置すること。
○この他、当該保全地区の自然環境の保全に影響を及ぼすおそれがある行為で、規則で定めるもの。
と言うことで、13日(日)には北海道野鳥愛護会の探鳥会がこの場所でありますが、今年はヤマセミがじっくり見られるでしょうか?
にほんブログ村
« 千歳市内の野鳥(2012/05/08) | トップページ | 千歳市内の野鳥(2012/05/09) »
皆さんの努力と熱意が実ったのでしょうね。
ゆっくり鳥見ができるといいですね。
投稿: 健康法師 | 2012年5月 9日 (水) 19時06分
健康法師さん
ここは、千歳市民の飲み水の上流ですし、ヒグマもいますし、貴重なところで、いろいろな団体が一致していましたからね。
投稿: なまけ者鳥見人 | 2012年5月 9日 (水) 21時32分